医療相談

質問 浮腫がありますが、どんなことに気をつけたら良いでしょうか?
答え 基本的には塩分と水分の制限が必要です。医師と相談の上、塩分摂取量と水分管理を決めてもらい、減塩生活を心がけましょう。病状により対応が違ってきますので、必ず受診の上で行ないます。自己流はやめましょう。
質問 腎臓病は、どうして低蛋白の食事がよいのですか?
答え 蛋白質は腎臓で血液がろ過される時に老廃物が沢山作られます。そのため、弱った腎臓への負担を少なくするためにも、食事は低蛋白のものが望ましいと思われます。とはいえ、蛋白質は身体を造る上で重要な栄養源ですので、少量でも良質の蛋白質の摂取が必要です。きちんとした指導を受けた上での食事療法をしましょう。
質問 でんぷん製品ってなんですか?
答え 当会では、主食に当たる「こめ」「パン」「うどん」「そば」「パスタ」「餅」などを「でんぷん製品」のそれと置き換え、主食から摂取される分の蛋白質を抑え、取れる分の蛋白質は、肉や魚、卵など、少しでも良質の蛋白質にしましょうということで、食事療法を行っています。でんぷん製品については、様々な商品が作られていますので、関連サイトに掲載の各社にお問い合わせ下さい。また、勉強会では「でんぷん製品」を使ったメニューを紹介しています。HP上でも随時アップしていく予定ですので、ご覧になって下さい。
質問 腎臓病で治療中なのですが、知人から漢方薬を勧められました。漢方薬はどうなのでしょうか?
答え 腎臓が悪くなると、状態によっては漢方薬に多く含まれるカリウムをうまく排泄できなくなることがあります。血液中のカリウム濃度が上がると、心臓に悪影響を与え、場合によっては心停止に至ることもあり、大変危険です。必ず医師と相談の上で服用するようにして下さい。(自己判断は避けて下さい。)
質問 カリウムの取り過ぎを注意されましたが、どのようなことに注意したら良いでしょうか?
答え 健康な人なら、どんなに多くカリウムを取っても、余分な量は尿によって排泄されますが、腎臓の機能が低下している場合は、身体に溜まり、心不全をまねき、最悪、死に至ります。医師の指導のもと、薬の使用や食事の管理にてカリウムの調整をしていきます。カリウムは野菜や果物には特に多く含まれます。野菜などは、煮こぼしたり、流水にさらすなどしてカリウムを抜いて調理すると良いでしょう。成分表などを参考に、カリウムの多い少ないを学びましょう。
質問 週に3回、透析をすることになりましたが、出張や旅行はもうできないのでしょうか?
答え 国内・外を問わず、予め滞在先の透析施設に連絡を取り、透析できるようにしておけば、どこにでも出かけることができます。今、受けている透析施設のスタッフにご相談下さい。また、透析患者向け、CAPD患者向けのツァーもありますので、旅行会社などへお尋ね下さい。
●大阪旅行
●名鉄観光サービス
●近畿日本ツーリストなど
質問 慢性腎不全と言われましたがもう治らないのでしょうか?
答え 慢性腎不全は、一口では語れないくらい長い経過で進みますので、時期によって、異なります。
すなわち、腎の排泄機能障害のために体内に蓄積した物質によって惹き起こされる尿毒症症状が出ているような時期であれば、治ることはなく、残念ながら、必ずや透析療法や腎移植が必要な状態になってしまいます。
しかし、早期であれば、治らないまでも寛解と呼ばれる状態に持ち込むことが出来るのです。この早期というのは、まだ働ける糸球体や尿細管が十分に残されている時期です。
従って、病状を的確に把握し、それに合った対策をたてることが大切です。
質問 食事はどうすればよいですか?
答え 先程、少し触れたように、慢性腎不全の対策は、時期や病態で異なります。食事療法も同様です。
すなわち、一口で言えば、低蛋白高エネルギ−食ですが、それぞれ、腎機能に合った摂取蛋白量、摂取エネルギ−量でなくてはいけません。
質問 透析療法から抜け出すことはできますか?
答え 透析療法は、急性腎不全患者さんの場合は、病気そのものが治る可能性があるの、必然的に継続した実施が必要なくなる可能性があります。
しかしながら、慢性腎不全の場合は、腎臓のなかの尿を作ったり、尿を流す部分が本来の細胞と全く異なった繊維細胞で置き換わっているので、透析療法を継続して実施しなくてはいけません。
結果的に、透析療法から抜け出すことは大変、患者さんにはお気の毒ですが、出来ません。